関東から西表島の由布島(ゆぶじま)へのお引越しのご依頼をいただきました。由布島は、日本の島で唯一「水牛でわたる島」です。離島引越し便のお客様の実に10%くらいがこういうニッチな離島のご相談です。
離島引越し便にとっては「 THE 離島引越し」と言える案件でした。離島ならではの悩みとか、大手はぜったいに受けない仕事。実際今回は水牛でわたったわけではなく、干潮のタイミングを狙って、由布島さんのトラックで輸送となりました。たいへんな思いもしましたが、アイランデクスにとっても思い出に残るお仕事になりました。
由布島は水牛でわたる島。そもそも由布島ってどこ?
由布島は、離島好きにとっては有名すぎる、水牛観光でうまくいっている島です。
由布島って何?どこ?
島全体が植物園になっていて、入園料が必要です。(水牛の輸送代金に含まれています。)
由布島は西表島・与那良川から流れ出た砂の堆積でできた島です。砂州を方言で「ユブ」と言われたように思われます。島名の由来になっています。漢字の「由布」は当て字です。 周囲2・15㎞、12ヘクタール、海抜1・5メートルの島です。 もともと無人の島であり、人が住み始めたのは竹富島・黒島の季節農家が西表島・与那良水田を耕作する際に、「マラリア」を防ぐため、蚊のいない由布島に仮住まいを建てて住んだのが始まりと言われています。
引用:株式会社由布島http://www.yubujima.com/
とのこと。
由布島へのアクセスは?
こちらの通り、「石垣島」から「西表島(いりおもてじま)」に渡り、そこからバスに揺られて「水牛車乗り場」に行き、やっと「由布島(ゆぶじま)」にたどり着きます。
関東からしたら、「沖縄」でも船の積み替えがあることを考えると、実に4回も荷物の積み替えが必要です。運ぶのは結構大変。
由布島への引越し、今回は石垣島でトラックに積み替えて輸送へ
今回は、石垣島についた荷物をトラックに積み換えるという判断をしました。雨の多い2月シーズンで、西表島への船が欠航リスクが高かったことと、西表から由布島の水牛乗り場への輸送へのスムーズさも考えると、石垣載せ替えがベストと判断しました。
由布島の水牛さん、もともと観光客ではなく物資を運ぶための牛だった
現在では、よく観光雑誌にも取り上げられているように、水牛でわたれる島として有名ですが、
もともと、由布島はパイナップルとサトウキビで栄えた島で、島でとれた食材や荷物を運ぶために、水牛が活躍していたそうです。
ですので、今回運ぼうとした引越し荷物を運ぶくらいは、水牛からしたらお茶の子さいさいのようです。
- 水牛さん。今回はこの水牛さんに乗せてもらいました。
- 業者パスももらって仕事としての来島でしたが、水牛をあやつるおっちゃんに、しっかりガイドしてもらいました。
由布島への荷物の輸送は干潮時に!
干潮時には、トラックでもぎりぎり進めるくらいの水深になりました。(写真は今回実際にとったもの)
水牛をつかっての輸送になる予定でしたが、雨が上がらないので、今回はトラックに積んで、干潮まで3時間ほど待ってから輸送しました。
ゆっくりじわじわとトラックで進んで行きます。
由布島からの帰りは、徒歩で歩いて帰ってみました。
由布島にくるのは今回2回目でしたが、今回の復路は、スタッフの方々と同じように、歩いて帰ってみることにしました。仕事できているのに、水牛に乗せてもらって水牛を疲れさせるのもかわいそうって気持ちと、由布島のスタッフの方々は普通に歩いてきているのも見て、自分も体験してみることにしました。
- 由布島をバックにパシャり。干潮時には、水深5〜8cmくらいになっていました。
また、面白い離島引越し事例が増えました。
離島引越し便では「難解なお引越し」をお待ちしています。
ほかが断るようなお引越しや輸送、なんでもご相談ください。
- 今回のように水牛で運ばないと、、、とか
- 小さな船で運ばないと、、、とか
- 船が出ていない、、、とか
- ジャングルへの引越し、、、とか
- 集落に車が走っていない、、、とか
- 海外から離島へのお引越し、、、とか
- 荷物が重すぎる、特徴的すぎる、、、とか
- めっちゃ急ぎで完了させたい、、、とか
- 大家族で子供が10人くらい居て離島引越しが大変、、、とか
- 大型ペットとの引越し、、、とか
などなど。
離島引越し便へのお問い合わせ、なんでもお待ちしております♪