シェアハウスBAY事業 | アイランデクス株式会社

離島のお試し移住の選択肢を増やすシェアハウス事業を行っています。

「失敗しない移住を」後押しするシェアハウス

アイランデクスは、これまで10,000組以上の離島移住者と関わってきて、期待を胸に離島へ引越す人もいれば、地域に馴染めずに去るという結果となった方もいらっしゃいました。かならずしも長期定住が正義だとは思いませんが、地域に馴染めずに島を離れる際には「移住前に知りたかった」と地域の慣習への苦い意見など、定住への課題にも触れてきました。

そんな多くの離島移住に触れてきたアイランデクスでは、シェアハウスのような地域と距離の近い暮らしを通して、移住前に地域との「関わりしろ」を作ることを推奨しています。数日の下調べしたり何度か旅行できただけで一戸建てを建ててしまったり、集落の文化が色濃い地域へいきなり転入してしまったりすることが、移住失敗の元とは分かっていても、「奇跡的な物件との出会い！」のような甘い誘惑で先走ってしまう人が多いようです。もちろん「離島への移住」という大きな人生の転機には、えいやっと決断したくなる気持ちもよくわかりますが、いきなり移住より、実際に住んでみて暮らしを体感することをお勧めしています。

現在アイランデクスの行っているシェアハウス拠点

シェアハウスBAY宮古島
シェアハウスBAY五島

^{※詳細は、下部に記載}

「旅行」と「暮らし」は大きく異なる

多くの離島移住者から聞くお声は、『「旅行」と「暮らす」のはまったく別物』という声です。離島移住までに何十回と島に通って、島の地域の方々や島の兄さん姉さんとも関係性ができて、「もう我が家みたいに安心できる。ここは第二の故郷だ！」「何を心配することがあるのか。自分には関係ないこと」とおっしゃって万全の（準備をした気になって）移住される方もいらっしゃいます。

しかし、そんな方々でさえ、暮らすのは全く別物だといいう感想を持たれるようです。

「旅行」が「暮らし」に変わるとき、「友人」が「隣人」に変わる。

実際に住んでみて、旅行だった関わりが暮らしに変わった時、それは、人間関係が「友人」から「隣人」に変わったのかも知れません。（旅行の時の関わりを「お客様」と表現することもよく聞きますが、あえて柔らかく「友人」と表現いたしました。）

隣人は、友人関係より同じ集落を保つための仲間として認知された状態で、家族や親族に近づいた関係性とも言えます。つまり、誰しも家族にしか見せない素の表情や言動があるように、隣人にしか見せない関わりが始まります。

そんな集落の「隣人」への変化をスムーズに行えるようなシェアハウス運営を心がけます。

郷に入れば郷に従え

昔から「郷に入れば郷に従え」という言葉は真理だと思います。しかし、その「郷」のルールがなんなのか、明示されていないことが多いのが実情です。ローカルに生きてきた人たちは、察したり配慮したりするコミュニケーション能力が非常に高いです。慣れない我々には暗黙知に見えることが多く、気づかないうちに地雷を踏んでしまう。そんな失敗を繰り返さないために、すでにその地で信頼を得ている「先輩移住者」に倣って、ぜひ解釈を学びながら、離島地域に馴染んでいただきたいと思っています。

最近（2023年1月）、福井県池田町の「池田暮らしの七か条」が正直すぎる案内としてYahoo!ニュース上やTwitterで議論を生みました。その多くは批判的な意見でしたが、一方で既に離島に住んでいる先輩移住者方々からは、好意的な捉え方をしている方が多い印象です。

私も昨年こちらの池田町に参ってきましたが、職人の多い福井県らしい美しい農村の残るエリアでした。新規移住者も交わるようなマルシェも開催されてたり、ネット上で多く語られている閉鎖的な田舎というよりむしろ、新しい移住者とも手を繋ごうとする前向きで優しい姿勢を感じました。この七か条も、そういった優しさが滲み出てだと感じています。