11月14日(木)、東京で開催された【未来のシマ共創会議】に、アイランデクスが出展してまいりました。
【未来のシマ共創会議】とは
未来のシマ共創会議とは、NPO法人リトケイさんが主催する、離島地域を舞台に持続可能な世界をつくるための参加型カンファレンスです。
国内417島の有人離島を「日本の未来の先進地」と捉え、離島地域のキーマンや有識者、産官学民の多様なセクターから集まった参加者とともに、離島の課題解決に向けたアイデアを共創します。
以下、概要を抜粋↓
「未来のシマ共創会議」は、国内417島・約170市町村・総勢約90万人が生きる、離島地域から世界をかえる実践者が集い、日本が誇る産官学民の叡智と熱量が交わる参加型カンファレンスです。
5回にわたるトークセッションと3つのワークショップ、そしてアフターパーティーを通して、以下のような視点を持つさまざまな方と交流し、考え方を共有させていただくことができました。
- 地域の営みを守りたい人
- ふるさとを魅力化したい人
- 地域貢献に興味のある人
- 事業アイデアやソリューションを地域で実践したい人
- 課題解決の一手としての「離島」に興味関心のある人
印象に残ったトーク
内山節さん(哲学者)「近代化は、合理的な社会に統一しようとした歴史の結果だが、実は方言や祭りなど非合理的なものにこそ地域づくりのヒントがあり、価値がある。それを人類はそろそろ見直すタイミング。それをどうやって取り戻すかがシマの課題であり、世界の課題です。」
麓憲吾さん(あまみエフエム放送局長)「外から見た島の課題として指摘されるのは制度やシステムが多いが、内から見た課題は心や人間同士の関係性が多い。外と内から見える島の課題を共有し理解し合っていく必要があると思います。」
波平雄翔さん(多良間島観光コーディネーター)「(多良間では)地域で450年間続く伝統舞踊の八月踊りや、琉球風水などの地域文化を島外から来た方に観光コンテンツとして提供していますが、観光として消費的にはせず、文化と観光と経済が輪になって好循環することを心がけています。」
アイランデクスブース出展
会場ではアイランデクスのブースを出展させていただきました。
弊社の事業内容をご紹介して、島への移住を検討されている方へのお引越しのご相談だったり、島の古民家の再生のご相談だったり、また弊社の求人のご案内をさせていただいたり‥。会社として、このようなイベントでは初の出展でしたが、たいへん充実の時間になりました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!
甑島・アイランドカンパニーもブース出展
甑島のアイランドカンパニーの山下商店さんもブースを出展されていて、おかげで東京・八重洲の会場は一気に島らしい雰囲気に。
代表の山下賢太さんは弊社の研修イベントIVC2024にも登壇いただいていて、懇意にしてくださっています。
山下商店さんの甑島FOODはどれも美味しく大人気。ブースは終日人だかりができていました!
代表・池田がトークセッションに登壇
アイランデクス代表・池田は島での「働き方と人材確保」についてのトークセッションにも登壇いたしました。
10拠点の島に営業所を構える弊社の視点を軸に、島の人材確保について、デジタル庁の村上さん、利島村役場の荻野さん、利尻島・ツギノバの大久保さんと楽しく語り合わせていただきました。
貴重なご機会をいただけて感謝申し上げます。ご清聴ありがとうございました。
アフターパーティーの乾杯の挨拶も!
仲良くしていただいているリトケイさんのご厚意で、誠に恐縮ながらアフターパーティーの乾杯のご挨拶も池田が承らせていただきました。
つい宮古島流の「オトーリ」に持って行こうかちょっと悩みましたが、やめておいてよかったです!^ ^
パーティーでも非常に多くの方と交流が持てて、とにかく充実した1日でした。
まとめ
とにかく濃密すぎた1日で、まだ思考がまとまりきっていません。
ひとりひとりが共同体での暮らしの参加者となって、観客が不在になることが、理想の共創と言えるのかもしれないです。
そして、組織の「一員になれること」が誇らしかったり、そこに意義を感じれるようにどんどんしていきたいと思いました。
ただ、それには、まずは「人として当たり前」という基準を高めていくような、誇れる仕事を重ね合うことが、その誇らしさにつながっていくと確信しました。その土台の上でしか、相互に「一員」と言えるような信頼関係は築けないのだと思います。信頼をこれからも築きつづけていくには、日々の言動を一層丁寧にしていく必要があると思っています。
アイランデクスはこれからもゆっくりと堅実に前進していきたいです。