古仁屋高校を表敬訪問した際、校長室のデスクに飾られていた「田んぼの肥やしは人の足音」という言葉に、思わず目が留まりました。
「田んぼの肥やしは人の足音」この言葉は、農家が毎朝畑に通い、草取りや水やり、作物の様子を見ることで、田んぼを豊かにするという意味です。
▶︎校長先生は、この言葉を生徒の教育にも当てはめて大事にしていたようです。
しかし、この言葉は農業や教育だけでなく、地域との信頼関係を築く上でも大切なヒントを与えてくれます。
地方では、経済合理性だけでなく、複雑な人間関係に基づいた判断が下されます。そこで、信頼をしていただくためには、どれだけその地域に足を運び、関係性を築いてきたかが大切になります。
地域の人々と積極的に交流し、暮らしに耳を傾け、できる範囲で協力することで、信頼関係を築き、地域の関係人口として受け入れてもらえます。
これは、ビジネスにおいても同じのように感じました。地域に根差した事業を展開するためには、地域の人々と信頼関係を築き、共に歩んでいくことが不可欠です。
校長室で出会った「田んぼの肥やしは人の足音」という言葉は、単なる農業技術的な意味を超えて、地域との信頼関係を築くための重要なヒントを与えてくれました。
これからも、信頼の花を咲かせるために、積極的に足音を鳴らしていきたいと思います。
なんて高尚なことを、珈琲飲みながら考えました。今日もコツコツ頑張ります。
