「沖縄へ引越すときには、普通自動車をどうやって運べば良いの?」
「沖縄までだと、いくらで自動車を運べるか知りたい」
こんにちは。離島専門の車両輸送会社「アイランデクス」です。
お仕事やプライベートで沖縄へ引越すときに「普通自動車も一緒に運びたい」という方もいらっしゃるかと思います。
では、どのようにすれば、沖縄まで自動車を運ぶことができるのか?
今回は、沖縄へ自動車を運ぶときの方法や料金、気をつけるべきことなどを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
沖縄へ普通自動車を運ぶ方法は?
沖縄へ普通自動車を運ぶときには「車両輸送会社」を利用して、フェリー(船)で運ばれる方が多いです。
※上記の写真の船はマルエーフェリーですが、必ずしもマルエーフェリーを利用するわけではございません。航路やスケジュールに応じて最適な航路を提案いたします。
車両輸送会社を利用するメリットとしては次の3つがあります。
- ご自宅近くの港から、自動車を沖縄へ運べる
- 低コストで運べる
- 輸送中の補償が付いているので安心
このような理由があります。
特に大事なポイントになるのが「低コストで運べる」ということです。
例えば、アイランデクスで沖縄へ普通自動車を運ぶ場合、東京からは61,000円(税別)、大阪からは55,000円(税別)とリーズナブルに運べます。
また、東京であれば有明港、大阪であれば大阪南港といった、お客様のご自宅の近くにある港へお車を持っていけば良いので、港までの輸送コストも安く抑えることが可能です。
一方で、自力で沖縄へ普通自動車を運ぶとなると、鹿児島(鹿児島新港)まで自動車を運び、そこからフェリーで沖縄まで輸送しなければいけません。
※人と自動車が一緒に沖縄まで行けるフェリーは鹿児島新港からしか出ていないため(2021年4月現在)。
沖縄までの自動車の輸送費にプラスして、鹿児島までの交通費・ガソリン代・ホテル代、さらにお客様がフェリーに乗船する運賃もかかるため、かなりのコストになってしまいます。
そのため、鹿児島付近に住んでいる方や、よっぽどの車旅行好きな方以外は、車両輸送会社を利用したほうが、コスト的にも、体力的にも負担的が少なく済むわけです。
以上のことから、沖縄へ普通自動車を運ぶときには、車両輸送会社を利用される方が多いことを知っておいてください。
沖縄(那覇)までの料金目安
では、沖縄へ普通自動車を運ぶときには、どれくらいの料金がかかるのか、料金表を記載いたします。
アイランデクスで「セルフ輸送プラン(=お客様ご自身で港まで自動車を持ち込んでいただくプラン)」を利用して普通自動車を運ぶときの料金表は以下の通りです。
※よくお問合わせいただく到着までの日数も記載しておきます。
沖縄(那覇新港)までの輸送料金・到着日数の目安
※()内の料金は基本料金、赤字の料金がWEB割適応価格(税別)です。
出発港 | 料金 | 到着日数 |
---|---|---|
東京 有明港 | 61,000円(67,100円) | 3〜5日 |
大阪 南港 | 55,000円(60,500円) | 2〜4日 |
愛知 名古屋あおなみヤード | 63,000円(69,300円) | 4〜6日 |
宮城 仙台ヤード | 76,000円(83,600円) | 5〜7日 |
北海道 苫小牧港 | 86,500円(95,150円) | 7〜10日 |
北海道 釧路港 | 86,000円(94,600円) | 7〜10日 |
福岡 博多港 | 54,000円(59,400円) | 1〜3日 |
鹿児島 谷山港 | 52,000円(57,200円) | 1〜3日 |
※2022年11月現在の料金です。輸送費の変動によっては料金を改定する場合もございます。
※天候などによってはフェリーが欠航したり、到着遅延が発生したりする可能性もあります。あらかじめご了承ください。
このようにアイランデクスは離島専門の車両輸送サービスを提供していることもあり、リーズナブルに沖縄まで普通自動車を運ぶことが可能です。
なお、今回の普通自動車とは以下に該当する自動車のことを指します。
- 車長:5m未満
- 車幅:1.9m未満
- 車の高さ:2m未満
- 車高:15cm以上(並みの高さ等により変動するため、あくまで目安の車高と思ってください)
- 車内・外への積載:なし
自動車法上の普通自動車は次の区分になりますが、今回の普通自動車はあくまで「乗用車」での料金となるため、上の区分を参考にしていただければ幸いです。
自動車法上の普通自動車(以下)とは別となります。
- 車両総重量:3,500kg以下
- 最大積載量:2,000kg未満
- 乗車定員:10人以下
例えば、トヨタ・日産・ホンダの自動車であれば、
メーカー | 車種 |
---|---|
トヨタ | コンパクト(アクア・カローラ スポーツ・パッソなど) セダン(プリウス・カローラ・カムリなど) ミニバン(アルファード・ヴェルファイア・ヴォクシー・ノアなど) ワゴン(カローラ ツーリング・カローラ フィールダーなど) SUV(C-HR・ハリアー・ハイラックス・ライズなど) スポーツ(コペン GR SPORT・GRヤリス・スープラなど) |
日産 | コンパクトカー(ノート・マーチ・ノート e-POWER) ミニバン(エルグランド・セレナ・セレナ e-POWER) スポーツ&スペシャリティ(GT-R・フェアレディZ) SUV(エクストレイル・キックス) セダン(シーマ・フーガ・スカイライン) バン(NV350キャラバン・NV200バネット) 電気自動車(リーフ) |
ホンダ | コンパクト(Honda e・シャトル・フィット) ミニバン(オデッセイ・ステップワゴン・フリード) スポーツ/SUV(シビック・CR-V・ヴェゼルなど) セダン(インサイト・レジェンド・アコードなど) ハッチバック/ワゴン(シビック ハッチバック) |
などが普通自動車となります(AT/MTや2WD/4WDなどの違いは、基本的に関係ありません)。
逆に、軽自動車・軽トラック・大型トラック・バイク(原付き・小〜大型バイク)などは、このページで解説している「普通自動車」には当てはまらないので要注意です。
ちなみに、お客様の自動車が普通自動車なのかは「車検証(自動車検査証)」を見れば、調べることができますよ。
※普通乗用自動車のため最大積載量の記載がありませんが、普通貨物自動車の場合は記載があります。
※「貨物車」区分であっても、乗用車の車長・車幅・高さ等が条件にあった車両であれば「普通自動車」として輸送いたします。荷台を改造したハイエースや、プロボックス、トヨエース、ステップワゴン、バネットなど。
お手元に車検証がなく、ご自身の車が普通自動車かがわからない方は、アイランデクスまでお気軽にお問い合わせください。
補足:運べない自動車もあるので要注意!
先ほど、どのような車種が普通自動車に当てはまるかを紹介しましたが、なかには運べないor料金が割高になる車もあるので気をつけてください。
具体的には以下のような車です。
- 改造車
- 車高が地上から12センチ以下などローダウンされた車
- レーシング仕様の車
- 高級外車や特殊な形状の車
- 特殊加工が施されている車
- 特注生産車両で希少価値がある車
- 盗難防止の特殊な装置が付いている車
このような車は普通自動車であっても運べないor料金が割高になることもあります。
ただし、運べない自動車かをご自身で判断することは難しいかと思いますので、上記にあてはまりそうな車をお持ちの方は、アイランデクスまで一度お問い合わせください。
普通自動車を運ぶときの流れ
では、沖縄まで普通自動車を運ぶときには、どのような流れになるのか?
アイランデクスの「セルフ輸送プラン」をご利用いただく場合は、以下の流れとなります。
- お見積もり請求&輸送スケジュールの決定
- 出発港に車をお持ちいただく
- 沖縄(那覇新港)で車を受け取る
たったこれだけで、沖縄へ普通自動車を運ぶことが可能です。
それぞれをカンタンに解説します。
お見積もり請求&輸送スケジュールの決定
まずはパソコンやスマホからお見積もりをご請求ください。ご登録いただいた情報をもとに、お見積もり額と輸送のスケジュールプランを提案させていただきます。あとは、輸送スケジュールを決めて、ご入金いただくだけで、お申込みは完了です!
出発港に車をお持ちいただく
お申込みが完了したら、出港日に港までお車をお持ち込みください。出発港は、お申込み時の住所をもとに、最寄りの港を提案させていただきます。なお、基本的には出発日当日にお持ちいただくことになりますが、港によっては前日でも受付可能なところもあります。
沖縄(那覇新港)で車を受け取る
お預かりしたお車は、フェリーで沖縄まで運ばせていただきます。あとは、沖縄(那覇新港)でお車を受け取るだけ!那覇新港では、到着から3日間は無料でお預かりしていますので、その間にお引き取りいただければOKです。
このようにアイランデクスでは、誰でもスムーズに普通自動車を沖縄まで運べる仕組みとなっていますので、初めての方でも安心です!
なお、お申込みの流れについては以下のページで詳しく解説していますので、こちらもあわせてご確認ください。
沖縄へ車両輸送をするときの流れと注意事項を解説!沖縄へ自動車を送りたい方へ>>>
港まで自動車を運べないときは「代行運転プラン」を
仕事やプライベートで予定があり、港までご自身で普通自動車を運ぶことが難しい方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方向けにアイランデクスでは「代行運転プラン」も用意しています。
代行運転プランは、弊社の信頼できるドライバーが、お客様に代わって、ご自宅から出発港までお車を運ばせていただくサービスです。
そのため、忙しくて港まで自動車を運べない方や、長距離の運転をするのが難しい方でも、安心して沖縄まで普通自動車を運べます。
参考として、東京(有明港)、大阪(大阪南港)、福岡(博多港)までの代行運転の料金目安は以下のとおりです。
出発港までの移動時間 | 出発港 | ||
---|---|---|---|
有明港 | 大阪南港 | 博多港 | |
30分圏内 | 10,000〜14,000円 | 11,000〜16,000円 | 19,000〜24,000円 |
50分圏内 | 13,000〜18,000円 | 14,000〜19,000円 | 24,000〜30,000円 |
80分圏内 | 16,000〜21,000円 | 16,000〜21,000円 | 24,000〜30,000円 |
110分圏内 | 19,000〜24,000円 | 19,000〜24,000円 | 30,000〜36,000円 |
150分圏内 | 24,000〜30,000円 | 24,000〜30,000円 | 34,000〜41,000円 |
180分圏内 | 30,000〜36,000円 | 30,000〜36,000円 | 45,000〜53,000円 |
※閑散期の料金目安です。
ちなみに、代行運転プランをご利用いただく場合、通常の車両輸送料金にプラスして、代行運転の料金がプラスになります。
例えば、東京23区内にお住まいの方で、有明港まで普通自動車を運ぶときには
通常料金(55,000円)+代行運転(10,000〜16,000円)=65,000〜71,000円
といったイメージです(料金目安はアイランデクスのホームページで調べられます)。
なお、正式な金額は、お申込み時にご登録いただいた住所情報をもとに、計算させていただきます。
代行運転プランをご希望・ご検討されている方は、お見積もり時のメッセージ欄に「代行運転を希望(or検討)」とご記入ください。
自動車を預ける前にやっておくべき3つのこと
自動車を出発港(or代行運転のドライバー)へ預ける前には、次の3つだけは必ず確認をお願いしています。
- ETCカードを抜いておく
ETCカードは車載器に挿したままにしておかないように、預ける前には必ず抜き取っておいてください(その他、貴重品なども車内に残しておかないように)。 - バッテリーとガソリンをチェックする
お車を預けた後で、急に自動車が動かなくならないようにバッテリーとガソリンには気をつけてください。自動車が動かなくなり、レッカーで移動させることになると、レッカー代をお支払いいただくことになります。 - 車体のキズや凹みを確認する
車両輸送中にキズや凹みが生じた場合には、保険が適用されますが、もともとあったものについては対象外となります。もともとあったキズ・凹みか、輸送中に付いたものかで揉めないためにも、預ける前には持ち込み先の港にて車体の写真を詳しく撮影しておいてください。
車両輸送中のトラブルを避けるためにも、上記の3つは確認しておいてください。
もちろん、アイランデクスでは事前にチェックすべき内容をお伝えします。お車を預ける前には、その案内に沿ってご対応いただければ大丈夫です。
沖縄に自動車が到着してからやるべき3つの手続き
最後に、沖縄へ移住する(=住所が変更される)方は、普通自動車が沖縄へ到着した後に、各種住所変更の手続きをする必要があります。
具体的には以下の手続きです。
- 車庫証明書の住所変更
- 車検証の住所変更
- ナンバープレートの変更
これらの手続きをしておかないと、自動車税やリコールの通知が届かなかったり、事故を起こしたときに自賠責保険が適応されなかったりします。
最悪の場合、車庫証明書は10万円以下の罰金、車検証は50万円以下の罰金が科せられるおそれもあるので、必ず手続きをしてください!
※軽自動車の場合は、車庫証明の住所変更をする必要はありませんが、普通自動車の場合は、車庫証明の住所変更は必須ですのでお間違いなく。
では、それぞれの手続きについて以下にてカンタンに解説しますね。
車庫証明・車検証・ナンバープレートの手続きをする順番
各種手続きは、次の順番で進めていくことをオススメします。
- 車庫証明書の住所変更
- 車検証の住所変更
- ナンバープレートの変更
というのも、車検証の住所変更をするには、新しい住所が記載された車庫証明書が必要となります。また車検証とナンバープレートは同じ場所(陸運局or運輸支局)で手続きをすることになるので、セットで対応したほうが効率的だからです。
具体的な手続きをする場所と、必要書類をまとめたのが以下の表になります。
手続き内容 | 場所 | 必要書類 |
---|---|---|
車庫証明書 | 駐車場がある地区を 管轄する警察署 |
・保管場所使用承諾証明書(駐車場を借りている場合) ・駐車場の賃貸借契約書のコピー(駐車場を借りている場合) ・印鑑(申請書に使用したのと同じもの) ・住民票(新しい沖縄の住所が書かれたもの) ・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど) ・お金(2,500〜2,600円 ※地域によって異なる) |
車検証 | 新住所を管轄する 陸運局 |
・車検証(住所変更前のもの) ・車庫証明書(発行から1ヶ月以内のもの) ・住民票(発行から3ヶ月以内のもの) ・お金(450円 ※地域によって異なる) |
ナンバープレート | 新住所を管轄する 陸運局 |
・ナンバープレート(現在のもの) ・お金(2,000円 ※地域によって異なる) |
このようなことを知っておけば、スムーズに手続きができます。
なお、車庫証明書や車検証の住所変更をするときには、新しい住所が記載された「住民票」が必要となるため、先に役所で住民票の手続きを済ませておいてください。
また駐車場を借りる場合は、駐車場のオーナーが車庫証明を発行してくれるケースと、オーナーに書類(保管場所使用承諾証明書※)を作成してもらって、ご自身で手続きをすることになるケースがあります。
※保管場所使用承諾証明書は管轄警察署のホームページからダウンロードできます。
どちらの対応になるかは、駐車場のオーナー(または不動産会社)に確認してくださいね。
法人で自動車を所有する場合には、所有者の住民票が沖縄である必要はありません。沖縄に営業所があるなど、法印名義での賃貸契約書等があれば、車庫証明の発行が可能です。詳しくは契約先の不動産会社にご確認ください。
沖縄へ自動車が到着したら、すぐに手続きをしよう!
「車庫証明書」「車検証」「ナンバープレート」の変更は、基本的に引越してから15日以内に手続きをしなければいけません。
これは「道路運送車両法」という法律で義務付けられているルールです。
ただし、車庫証明の住所変更をご自身でやる場合、発行までに1週間ほど(3〜5営業日)かかってしまいます。
またナンバープレートを指定のナンバー(数字)にしたい場合も、事前に希望番号申込サービスを申し込む必要があり、こちらも発行までに1週間ほどの時間がかかってしまうんです。
※ナンバーがランダムで良い場合は、車検証の住所変更をした日に、ナンバープレートを変更することができます。
そのため、沖縄へ自動車が到着したら、すぐにでも手続きをするのがオススメです。手続きを後回しにして、うっかり忘れてしまわないように気をつけてください!
まとめ
今回は沖縄へ普通自動車を運ぶ方法・料金などを解説しました。
大事なポイントをおさらいすると、、、
- 沖縄へ普通自動車を運ぶときには、車両輸送会社を利用して、フェリーで運ぶのが一般的
- 那覇新港まで大阪からは50,000円(税別)、東京からは55,000円(税別)で運べる
- 改造車など普通自動車でも運べないor料金が割高になる車もあるので要注意
- ご自身で港まで車を運べないときには代行運転もある
- お車を預ける前にはETCカード、バッテリー・ガソリン、車体の状態確認を忘れずに
- 沖縄へ引越した場合は、車庫証明やナンバープレートの住所変更を忘れずに
このようなポイントを知っておくと、スムーズに手続きができます。
アイランデクスでは、誰でもカンタン、かつリーズナブルに沖縄まで普通自動車を運ぶためのサービスをご用意しております。
これから沖縄へ普通自動車を運びたいと考えている方は、お気軽にアイランデクスまでお見積もり請求・お問い合わせをしてください!