アイランデクス株式会社は、宮古島を主拠点として、主に「空き家」のリノベーションを行う宮古島リノベーション事業を開始しています。
(2023現在)リノベーション事業部は「しまの工務店」として 運営しています
▶︎詳しくはこちらhttps://shimanoco.com/
2019年8月より紹介や弊社のお客様のみを対象に、細々とスタートしておりましたが、自社所有の物件などこの半年で3物件のリノベーションを経て、対外的にも公開できる体制が整いましたので、こちらの記事として公開いたします。
しまの暮らしをメンテナンス
手摺の取り付け1つから、シロアリ駆除、屋根の防水・爆裂補 修、劇的な空き家再生まで。
離島(しま)暮らしの困りごとは お気軽にご相談ください。
宮古島リノベーション事業立ち上げの背景
宮古島リノベーション事業立ち上げの背景には、建築会社の不足と、悪質な施工会社による被害
宮古島や石垣島などの建築ラッシュの島では、かねてから建築会社の不足が叫ばれていました。ホテルやマンション建設ラッシュの影響で、もともと島で営業していた建築会社は全て大手企業の下請けとなっていました。そのため、これから一戸建てを建てたい、空き家をリノベーションしたいという移住者は、受けてくる建築会社がそもそも無いという状況が続いていました。
また、その状況下で、悪質な施工会社や低品質のリノベーション会社も増え、詐欺被害にあった方が我々のお客様の中にもいらっしゃいました。納期通り完成しないのはまだ許せても、あまりに施工のレベルが低く再度の改修が必要となったり、ひどいものではお金を持ち逃げされたり、多くの被害者を生んでおりました。
お客様のお声から、リノベーション事業を開始することとなりました
我々離島引越し便は、定期的にお客様にアンケートをとらせていただいているのですが、その中でも多かったのが、「建築会社をやってほしい」というお客様の声です。ただ、大規模の業務を行うほどの体力もまだ我々にはないため、建築業ではなく、小規模のリフォームやリノベーションを中心とした事業を行うこととなりました。
宮古島リノベーション事業で扱う業務の規模について
次のような小さな業務が中心となります。
宮古島リノベーション事業の業務
中でも一番対応させていただいているのが、台風や雨漏り、湿気に対抗するための施工です。
・低品質な施工会社が反対向きにつけたドアの修繕
・なぜかキッチンに取り付けられた乾燥機のつけかえ(嘘みたいな話ですが、なぜかこういう低品質な施工が多いのです、、)
・鍵の開きにくい引き戸を修繕
・空き家のフローリング張り替え
・空き家のタイルの張り替え
・空き家の壁のクロス張り替え
・空き家のひび割れ対策、モルタル修繕
・雨漏り防止の防水ペンキ塗り替え
・台風様に、雨戸の修繕。最新の雨戸にリフォーム。
・エアコンの取り外し/取り付け
・ユンボ(ショベルカー)での地ならし
・トイレの入れ替え
など。
現在在籍しているスタッフ
・大工3名
・手元作業4名
現在までの実績と費用と期間の概算(2020年5月24日現在)
・伊良部島の3階建物件のリノベーション(費用 約230万円 期間累計3ヶ月程度)
もともと居住可能な別荘物件でしたが、別荘や民泊施設として稼働するには壁面や外壁に損傷が激しく、
資産価値の向上と台風被害などを予防するために施工しました。
台風や大雨に見舞われることがおおかったことと、湿気のために内壁の渇きに時間がかかり、予定より長い時間がかかってしまいました。
写真は一部のみ掲載。
その他、施工箇所:80箇所程度。一戸建てを全体的にリノベーションしました。
【伊良部島の100平米空き家リノベーション(費用 約360万円 期間累計3ヶ月程度)
空き家のリノベーション事例です。6LDKの大きめな物件でしたが、リノベーション前は部屋の床が抜けていたり腐っていたり、1部屋分しか使えないほど破損していて非常にもったいない状況でした。また以前の居住者による管理状態がわるく、庭の木々も生え散らかしていました。
居住スペースとゲストルームと、2回に分けてリノベーションを行い、なるべく無駄なく段階的に利用できるように配慮しました。
写真は一部のみ掲載。
その他、施工箇所:50箇所程度。一戸建てを全体的にリノベーションしました。
・宮古島中心地2階建空き家リノベーション(費用 約380万円 期間累計4ヶ月程度)
空き家のリノベーション事例です。こちらも6LDKの大きめな物件です。空き家内すべてがボロボロで住める状態になく、庭もゴミにあふれた状態で、大規模なリノベーションが必要でした。なるべく予算を少なくしたいという要望から時間はかかりましたが、最低限の人工で実施。
写真は一部のみ掲載。
その他、施工箇所:80箇所程度。一戸建てを全体的にリノベーションしました。
・宮古島市街地 空き家の解体補助作業(費用 約20万円 期間累計1週間程度)
空き家の整理と解体の補助を行いました。
・宮古島市街地 温水シャワールームの設置(費用 約22万円 期間累計1.5週間程度)
室外に小さなシャワールムーの作成。金属製の壁の溶接作業と、シャワーの設置業務。
夏場であったため水道工事の日取りがなかなか合わず、また大規模台風にも見舞われたことから予定より納期を押しました。
最後に。宮古島でリノベーションを検討されている方へ
宮古島の建築会社不足は深刻です。宮古島への移住相談を受けることも多々ありますが、空き家を修繕しながら生活したいという人は多いです。ただし、運良く出てきた空き家も住める状態に無いことも多く、最低限のリノベーションは必要なことが多いです。
我々も、リノベーション事業をすすめるにあたって、少しずつ実績も増えてきました。すでに宮古島の島民の方々からご要望もいただいておりますが、施工例として自社の管理物件などを内覧いただくことももちろん可能ですので、お困りごとがある方はいつでもご連絡ください。