離島への引越しや物流の主役は海上コンテナです。
海上コンテナを利用することで物流コストを抑えたり、荷物の紛失リスクを極端に抑えています。
つまり、海上コンテナを使いこなすことが、離島引越しを円滑に進めるための第一歩となります。
コンテナのサイズとトラック比較
国内の海上輸送の主流は10Fや12Fのコンテナです。
「10F(フィート)」とか「12F(フィート)」とか、普段使わない単位だと思います。
1フィートは、約30cm。
外寸を測った長さがおおよそ3mで10Fなので、10Fコンテナと呼ばれています。
コンテナサイズ(内寸)
コンテナのサイズ(内寸)について、こちらにまとめました。
コンテナ内寸(mm) | 長さ | 幅 | 高さ | 容量(㎥) |
---|---|---|---|---|
10Fコンテナ | 2840 | 2350 | 2390 | 15.9 |
12Fコンテナ | 3550 | 2350 | 2390 | 19.9 |
20Fコンテナ | 5867 | 2352 | 2385 | 32.9 |
40Fコンテナ (12Mシャーシ) |
12290 | 2350 | 2150 | 62.1 |
JRコンテナ (5tシャーシ) |
3587 | 2325 | 2232 | 18.6 |
- ※単位について;F(フィート);M(メートル);t(トン);㎥(立方メートル,立米リュウベイ)
- ※基本のドライコンテナの内寸について記載しております。
上の表の通り、「幅」はほぼどのコンテナも同じです。
代わりに、「長さ」の部分が、コンテナによって異なります。
コンテナとトラック種別の対照表
容量(㎥) | トラックサイズ | |
---|---|---|
10Fコンテナ | 15.9 | 小さめの2tロングトラック |
12Fコンテナ | 19.9 | 2tロングワイド〜3tトラック |
20Fコンテナ | 32.9 | 4tトラック |
40Fコンテナ (12Mシャーシ) |
62.1 | 10tトラック |
JRコンテナ (5tシャーシ) |
18.6 | 2tロングワイドトラック |
上の表のように、コンテナに対応したトラック種別となります。
都会からの引越しでは、直接コンテナを持っていけない立地やスケジュールの方も多いので、一度トラックで荷物を集荷した後、港やヤードで当社が積み替えます。
引越し荷物を実際にいれたコンテナ例
コンテナサイズのイメージを実際の写真でご確認ください。
離島引越し便のダンボールが見えますが、大きいのが140サイズ、小さいのが120サイズです。
引越し荷物をいれた10Fコンテナ
引越し荷物をいれた12Fコンテナ
引越し荷物をいれたJRコンテナ(5tコンテナ)
小さいコンテナを利用することもあります
こちらで記載したコンテナ以外に、さらに離島用に6Fコンテナや、3Fコンテナというものもあります。
小さな離島に着岸できる船は、10Fコンテナを載せれない船も多くあり、そういう場合は、より小さいコンテナを利用しています。
離島でのコンテナ輸送の難解。トラブルが多いので、アイランデクスにお任せください。
離島への引越しはコンテナ輸送がメインになります。
到着した先の離島で、コンテナをそのまま自宅や工場まで運んで荷下ろしをすることになりますが、
場所によっては、コンテナを積んだ車両が侵入できない細い道しかない離島や、荷物を搬出する担当者が時間になっても来ない(島時間だ)なんてことはよく聞きます。
アインランデクスの「安全積載ライン」について
アイランデクスでは、安全に荷物を運ぶために、「安全積載ライン」という独自基準を設定しています。
これ以上積むと、いくらしっかり梱包していても荷物の破損リスクが高まってしまう、、というラインを設定し、お客様と相談しながら進めています。
※下の画像は、安全積載ラインを超えてしまっている例です。
コンテナ輸送で一番多いトラブルは、荷物の破損です。通常のトラックでの輸送より予想以上にコンテナは揺れます。
左右だけでなく、上下の揺れが発生し、中にしっかり梱包していいても破損のリスクの高い日程というものがございます。
貨物船は5mを超える高波を超えていくこともざらです。
普通の引越し会社が普段気にしている、左右の揺れ対策だけでは、安全に荷物を運ぶことができません。
アイランデクスでは、独自の安全積載ラインを設定するなど、離島コンテナ引越しをスムーズに運行するために日々試行錯誤を進めています。
コンテナ輸送はお問い合わせください。
アイランデクスは毎月何十件も離島のコンテナ輸送に特化して対応しておりますので、ご相談に乗れることも多いと思います。
最終的に、どのコンテナとトラックを組み合わせて利用して、どのような船の航路を使うのが適切に輸送できるのか。
お客様にあったコンテナ輸送方法をなるべく安くて安全に運べる航路と共にご案内いたします。