宮古島にて、初の「社員総会」を実施しました。
普段ばらばらの離島に住む正社員22名が集って、事業の実績報告と今期の事業戦略、大切にすべき価値観などの時間を共有しました。
1日目AM【基調講演】
■コアテーマは「物語」
意気込みシェアの時間。
最初の基調講演と趣旨説明は、代表の池田から。
自分達のやる気や好奇心の源泉には「物語」があるはずだ、という仮説からスタートして、
自分の「物語」、あなたの「物語」、会社の「物語」について、ぐっと深い共感を見つけていきます。
開催趣旨
■ビジョンとミッションに含まれる「物語」を深掘りシェア
ビジョン:離島の暮らしの生き様を守る。
ミッション:人生に離島を。
■話題提供として、シゴトや豊かさについて。
内山節さんのシゴト感についての思考は、ヒントになりました。
村人にとって、仕事と、稼ぎと言う言葉の持つ意味が異なる。
「仕事」は、村の環境整備。「稼ぎ」は、自分の食い扶持。
我々は、どちらの側面もバランス良くもった事業を作らねばならないのだと思います。
島のため、と言いすぎても、風呂敷を広げすぎている気がするし、
利益のため、というのは、我々のモチベーションと一致していない。
「仕事」と「稼ぎ」のバランスよいところにポジショニングする。
1日目AM【事業報告】
■事業報告では各部署から分析と今後の展望を
当社の5つの事業部、離島引越し事業部(カスタマー、現場)、車両輸送事業部、工務店事業部、宿泊事業部、総務部、からぞれぞれ業務報告を行いました。
どの事業部も思い思いのオリジナルのテイストで報告を行ってくれました。
表現方法にもダイバーシティ。笑いあいながらも本気で語ることができ、楽しい時間となりました。
■今期の事業戦略の肝は3つ
「量質転化の法則」の「質転化」
これまで、業務量や、件数にこだわってきましたが、その結果事業のステージが変わった体感を共有しました。
質の変化に伴い、事業戦略をより解像度をあげて対応していくことをシェアしました。
「総務部」の設立
事業のボトムネックとして、総務、人事、経理などのバックオフィス業務が増大してきました。一部DXの力も借りますが、何より総務部として、ネック業務を刈り取っていく戦略を実施していっています。
「組織図」の明確化と「マネージャー制」の導入
有望な新人スタッフが増えてきたことに伴い、教育体制を整えるために、組織図を刷新しました。これまで曖昧にしてきた組織体制を、しっかり階層化します。並行して、部署ごとにマネージャーを任命し、マネージャー教育への投資を行うことを報告しました。
ビジョンとミッションをより高い精度で理解したスタッフを増やすことで、
お客様やファンの方々に対して、感動の瞬間が訪れる濃度を高めていければと思います。
■エピソード大賞!
この1年で積み上がったいろんなエピソード。お客様とのエピソードや、プライベートでの出来事、仕事の仲間とのほっこりエピなど、22人分のエピソードが集まりました。その後投票により1位に輝いたのは、「五島でのトラックが廃車になってしまった」ことに対するエピソードを発表したスタッフ。ワンピースで言うゴーイングメリー号のような、自分達の命をあづけるトラックも仲間だと認識する、その素敵な感覚が得票数につながりました。
■ランチ【チャーリーカレー】
宮古島ゲストハウスONEで先月から、カフェを一緒に営業しているチャーリーのカレーをみんなで楽しみました。
ごはんも、友達が作ってくれるというのが嬉しいです。
1日目PM【共感研修】
■why riotu? あなたの「物語」を深ぼる時間
私たちにとって離島とは「生き様」。都会の人から見たらわざわざ不便を選んでいるようにも見える。その決断には物語があり、仲間の8割が離島に住むアイランデクスのスタッフもその当事者です。
バディと原体験ストーリーのシェア、一緒に働きたい人を探しのワークを通じて、「why riotu? 」のアンサーとなる自分の大切にしていきたい価値観を深掘りました。
■ダイバーシティ&インクルージョン、フルーツポンチな組織へ
ダイバーシティ(多様性)とはどういうことか。離島文化という、島々どころか集落ごとに異なる文化を大切にしくには、どういう多様性を受け入れるべきなのか。当社でそのダイバーシティを活かせた事例を思い返したり、多様性を蔑ろにせずに向き合うことで、共感の世界に目を向けることができました。
ミックスジュースのように価値観を均一化するのでなく、素材そのままを味わう「フルーツポンチ」のような自分達で居たい。
2日目AM【初日の編み直しと、好きなサービスシェア】
■マインドフルネス
「さあ何もしないをしてみよう」瞑想を通して、五感へ順番に意識を向き、集中状態を作っていきます。何もない空っぽの集中を作った後に、初日の感情を呼び戻していきます。二日目を開始する土壌を作ります。
■好きなサービスってなんだろう。
全員、宿題として準備してきた「好きなサービス」について、語る時間。グループワークでそれぞれの好きなサービスの傾向や特徴を対話しました。池田からは、自分は好きなサービスの傾向として、「物語性があること」に響いてしまう、という共有をしました。
■ランチ
工務店の施工事例のお客様でもある、Hi SUN cafeからのスペシャルランチ。お世話になった施主様からの料理をみんなで楽しみました。
2日目PM【Why ISLANDEX?】
■愛のワーク
愛を込めることで、物事が力強く進む。体を使ったワークで体感しました。
■自分のこだわり、大切にしていること。
午前中の流れを汲んで、好きなサービスや好きな商品の視点からみる、自分のこだわりについて、シェアしました。
「心からの拍手には、胸の前で」とか「靴は必ず揃える」みたいな精神性の高いことから、「再生可能な製品を買うようにしている」とか「インスタの投稿内容にこだわっている」とか、日常でのこだわりまで話が及びました。
■自分の仕事に加えたい「価値観」と「シゴト」
どんなマインドで働きたいか、もっと大切にしたいことはなにか、そして、具体的な「業務改善(売上、経費)」のアイデアについて、チームで議論しました。その内容をマネージャーにより発表。少ない時間でも、スライドを作ったり、一枚の紙をスライド形式にして発表したり、「伝え方」にも色が出ました。
どのように今のシゴトを変えるのか「具体的な一歩」まで決定することができました。
ラストワーク「物語に編み込みたい価値観」と「感動の章にする」ということ
すべての参加スタッフが、Why ritou ? Why islandex?のアンサーを宣言。
自分の言葉で、自分を表現しました。
みんないい顔しています。
まとめ:離島には感動がある。人生に離島を。
2023年11月で、アイランデクスは6期目を終えました。
6期目は、1万人近くの離島に暮らす人に関わることができました。
心が震えるような「暮らしの生き様」に何度も触れて感動してきました。
特にこの数日間、本当にたくさんの感動を受け取りました。
- 加計呂麻での「引越しが楽しかったのは初めて」と思い出して泣きながら笑ってくれたお客様。
- 「しまの工務店があってよかった」と涙を溜めている島出身のお客様。
- 「こんな熱い思いをもった会社だと初めて知った。アイランデクスの車輸送を使って、感動の旅をできた」と言ってくれたお客様。
- 引越しで家具を壊してしまったのに、泣くほど感動して抱擁できたお客様。
- シゴト仲間の心からの叫び。
- 大切なファンの方々との再会。ターニングポイントを一緒に祝えたこと。
などなど
全ての感動は、相手の人生にほんの少しの好奇心をもったから起こりました。
「あなたはなぜ離島に?」って聞かければ、普通の引越し会社のままだったんです。
いまでは、本当に「いい試合をする」会社になってきました。
背景にある「物語」を大切にする会社になってこれました。
離島には感動がある。
人生に離島を。
ますますアイランデクス一同、頑張って参ります!