学生寮で暮らす学生たちにとって、食事は毎日欠かせないものです。しかし、慣れない土地での生活は、どこか寂しさを感じてしまうことも。
そこで今回は、寮母さんによる郷土料理イベントを開催しました!いつもと違う野外で、学生たちも協力して食事を準備、味わい、語り合うことで、寮生活に彩りを添えました。
寮母さんからの郷土料理の解説
イベント当日は、寮母さんから、料理に込めた思いを語っていただきました。これまで寮を運営してきて、料理への想いを寮生に語ったことはなかったようで、最初は恥ずかしそうでしたが、語るほどに楽しそうに教えてくれました。
「お吸い物には、学生たちがこれから元気に羽ばたいていけるようにエビは羽根みたいな細工をしたのよ」「奄美では赤腕に蓋つきの料理を出すときはひとつ格があがるというか、歓迎の印なのよ」とか、「このハンダマは食べやすいように揚げ物にしたのよ」「お刺身は、とれたてのシビ(キハダマグロ)」「瀬戸内町でとれたパッションフルーツで、デザートも作ったよ」そして、今日の晩御飯のために13時から5時間ほどかけて仕込みをしてくれたみたいで、その想いが対話によって彼らにも伝わったように思います。
お食事は、車座になって。
そして、いよいよお待ちかねの食事タイム!学生たちは、「ごちそうさま!」「美味しかったです!」の声が飛び交い、学生たちの笑顔が輝いていました。星空の下、みんなで作り上げた料理を味わうひとときは、格別です。
寮のおかあさん、おとうさんとなる寮監さん・寮母さんも、寮生たちの笑顔をみて、本当に嬉しそうでした。
コーディネーターによる総括
コーディネーターからも、これからもご飯を食べるときは「いただきます」と「ごちそうさま」と、「美味しかったです」って言えるような寮にしたいよね、って話をしっかりシェア。
最後は集合写真をパシャリ。
食事に感謝するだけでなく、奄美の自然を感じながら気持ちの良い時間を過ごせました。
後日談(イベント翌日)
イベントの翌日には、寮母さんのところで朝ごはんを食べるときにも、「今日も美味しかったです!!」「ご馳走様でした!」と感謝の言葉が続々と寄せられました。学生たちにとって、今回のイベントは、寮生活の思い出となる特別な一日になったようです。
■イベント翌日のコーディネーター組からのシェアです♪
寮生たちはほんとうに素直で良い学生ばかりです。打てば響くという言葉通り、彼らの心はまっすぐで、伝えればすぐに理解し、行動に移してくれることが多いと感じます。
彼らの素直さを見ていると、私たち大人も襟を正し、誠実な態度で接しなければいけないと改めて感じさせられますね。
これからも、学生寮では、彼らが心身ともに充実した生活を送れるよう、様々なイベントを企画していきます。