11月11日〜12月6日にかけて、カヤックLivingとBusiness Insider Japanの共同企画である
『紀伊半島はたらく・くらすプロジェクト』(以下プロジェクト)に参加してきました。
プロジェクトは①三重(尾鷲)、②奈良(下北山村)、③和歌山(田辺)の3県での開催で、参加者は参加したい県と滞在日数を選択して参加しました。参加人数は期間を通して累計50名ほどの皆さんがリモートワークをしながら各地方へ。参加者は滞在期間中に現地の方と触れ合いながら移住や関係人口作りについて考えていきます。
お魚と海をこよなく愛する私は、迷うことなく漁師町「三重(尾鷲;おわせ)」を選択!
行くならどっぷり尾鷲に浸かってきたいと11月13〜11月17日の4泊5日滞在してきました。
そんな期間中に得たいろんな体験を少しばかり紹介していきたいと思います。
ワーケーションって何ですか?
私もワーケーションについては初心者でしたので簡単な説明をします。
そもそもワーケーションとは? work(仕事)+vacation(休暇)の造語です。
最近日本では「働き方改革」への取り組みが盛んですが、まさにワーケーションはその一つとして期待されています。
実際に、アイランデクスが関わる離島地域でも、ワーケーションをきっかけに都会の企業を誘致したり、フリーランサーとの関係を作ったりと、地域と繋がり合う方法としてもワーケーションは期待されています。
尾鷲のワーケーション環境は心地いい空間
ワーケーションを実現させる為には、私たちのようなリモートワークが可能なネット環境や電源などの仕事環境であったり、休暇できるようなリラックスできる環境が大事になってきます。
今回の尾鷲市は「陸の孤島」とも言えるほど、都会からのアクセスでは難がありますが、いざ来てみると、仕事環境は十分に整えられていました。
滞在期間では国の有形文化財でもある『旧土井見世邸』というコワーキングスペースを利用させていただきました。
こちらの施設は縁側があり、庭にはうっすら苔が生えた石がおいてあるような日本の昔ながらの家のような雰囲気です。正直、リラックスしすぎて眠たくなるようなほど心地のいい空間でした。
気になる仕事環境についてはネットも含め問題なく過ごせました。
尾鷲の人たちとの交流
私は今回仕事をすることはもちろんですが、現地の人との交流も大事にするのがテーマで参加させていただきました。
移住定住をするには、仕事ができる環境以上に現地の人とのコミュニティがどのようなものかを知ることがとても大事です。
(これから離島に移住しようとしている方はもっと大事なポイントかもしれません。)
私が関わった尾鷲市の方はよそから来た私と気さくに話をしてくれ、いろんなことを教えてくれました。
尾鷲の空気感は一言で言うならば「実家に帰ってきたな〜」そんな感じです。こんなこと感じてる時点で私もこの町の関係人口になっていたんだと最近感じています。
都会ではあまり味わえない人情味があるのがとても心地よい期間でした。
ワーケーション✖️イベントで地域をミックスする。
今回の企画期間中はカヤックLivingの方々と現地の方で、いろんなイベントが企画されました。
・尾鷲の名産でもある魚を生かしたイベントとして、魚屋さんでにて自分で購入した魚の捌き方教室。魚の捌き方を通じて、都会のビジネスマンと尾鷲のおかあさん達が触れ合っているのは、新鮮な空間でした。
・面白法人カヤック代表取締役 CEOの柳澤さんと地元の方による『紀伊コン』。初めての参加者同士でも、アイデアを出しやすくなるようなカヤックさんならではの仕掛けもあり、大いに勉強になりました。
このように、地元の方と触れ合うイベントが中心に開催されていたので、気づくと沢山の人たちと仲良くなっていました。
また尾鷲に来たいと思える理由ができた気がします。
ワーケーションは離島や田舎で何を考えるのか?
今回のワーケーションで何を考えるのか?滞在した尾鷲市は本州でありながらも、まるで離島のように都会から切り離された地域でもありました。
交通の便でいうと離島よりは行きやすいものの、抱える問題としては人口減少や産業の後継者不足など離島と変わりないのかもしれません。
今回の経験で得たのは、観光資源の少ない田舎地域でも、住んでいる方の受け入れ体制と、新規移住者が参加しやすいコミュニティを作り上げることで、十分に移住希望者への訴求要件となり得るというものでした。
移住定住をするにあたって、その地域のコミュニティを知ることが非常に重要で、あらかじめ情報があれば事前に住みたい(住む)地域が自分に合うか合わないかのリスクが減ると思います。
これからアイランデクスがお客様の引越しをお手伝いさせていただくにあたって、少しでも皆様が心地よく離島で暮らしてもらえるように離島でのコミュニティのことも発信できるよう尽力してまいります。
今後も地域創生に少しでも携わり、離島からの困りごとを解決していく会社の一員として皆様のお声を聞いていきます。
令和2年、私は沢山の地域を訪れていろいろな人たちと触れ合い、情報発信していきます!
最後に今回の滞在中お世話になったBusiness Insider Japan、カヤックLiving、三重県庁、その他参加者や出会った皆様に感謝いたします。
私は今回のイベントを通じて、尾鷲の「関係人口」を成す一人になりましたので、今後も勝手に尾鷲市へ故郷の一つとして遊びに行きます!
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p.s
ワーケーションのイベントが終わってから、12月1日に尾鷲でマルシェのイベントに行って来ました。さすが、みなさんの頑張りで、すごい盛り上がりでびっくりしました。
次はいつ行こうかなと。。。