山口県見島(みしま)は、萩港からフェリーで1時間強の離島です。1時間強とはいえ、日本海の荒波を超えていく航路のためか、引越しを対応する業者が少ないようで、見島の引越しはよくアイランデクスの離島引越し便へにご相談をいただいております。そんな見島は、鬼ようず(楊子)という凧が有名です。長男が生まれると、6畳もの大きさの鬼ようずを作って揚げて、無病息災を祈念します。昨年、私に長男が生まれたので、お祝いを兼ねて、見島で購入した鬼ようずを揚げました。
見島の鬼ようずを揚げました!
これまで風が強い日をわざわざ喜んだことはなかったですが、ようず揚げにはそれなりに強い風が必要です。強い風の日を待って、待望のようず揚げとなりました。
鬼ようずがふわふわと大空を揚がっていき、とても心休まる時間となりました。
見島・鬼ようずの作家「源水氏」との偶然の出会い
鬼ようずを揚げることになったエピソードを一つ。
私が引越しのために見島に滞在していたとき、見島の街中で、鬼ようずを購入。
なんとか揚げようと走ってもうまく揚がらず困っていました。
すると、軽トラからオジさんが降りてきて、
「紐の掛け方はこうかけにゃ」
と親切にも教えてくれ、無事鬼ようずを揚げることができました。
去り際に、
「そのようずを作った、源水ってわしだから」
って恥ずかしそうに名乗ってくれました。
鬼ようず作者の源水さんと偶然に出会った瞬間でした。
*源水氏についての記事は こちらが面白かったです。二代目とのことです。