「五島椿メロン」のやしろ農園さんが、メロン株主「1株メロン」を4月15日に募集開始されました。
農家さんにとっての次の3つメリットがあるように思います。
「1株メロン」は代金先払いの仕組み
この「1株メロン」という仕組みは、先払いで購入した椿メロン株を代わりに育ててくれます。
農家さんの悩みの一つはキャッシュフローの悪さだと思いますが、これが改善されます。
通常苗植えから生育、販売、お金になるまでに3〜5ヶ月程度かかりますが、先払いでお金を頂戴しているので、キャッシュフローに対する不安がなくなるのではないでしょうか。
届く椿メロン商品が3ステップで変わり、継続して楽しめる
1株メロン1回の注文で3回にわけて商品を届けてくれます。
3回のお届けで商品が変わります
(1)メロンピクルスセット:1個
(2)椿メロン:2玉
(3)メロンアイス:8個
が順番に届きます。
(引用:やしろ農園 https://yashironouen.com/)
りんごや桃の木の共同オーナー等の仕組みと違って面白いなと思ったのはこの点です。
同じ果物を大量に購入できても、すべてを一家族で消費するのは難しく、大半はお裾分けすることになります。
別々の商品を届けてくれて、メインの商品である「椿メロン」のお届けへの期待を膨らませてくれるのも楽しいなと思います。
他の野菜でも代用できそう
同じことが他の野菜や果物でもできそうです。
これまで先払いの仕組みで販売しにくかった野菜も、このように、複数の加工品と合わせて販売することで単一野菜でもバリエーションを出すことができます。
通常のメロン販売方法よりファンにできる
この1株メロンの販売方法は通常のメロン販売方法より強固なファン作りになる可能性を秘めていると思います。
購入してから、最終のお届けまでスパンが4ヶ月程度あるので、それまでお客様とコミュニケーションをとる機会が多いです。
すでにされているようにfacebookやインスタグラムなどのSNSでも継続して生育状況をアップして行くのでしょう。
なので、ホームページやチラシの整備はかなり力をいれる必要がありそうです。
まとめ
この1株メロンという販売方法は、他の離島や田舎で頑張る農家さんにも参考になると思います。
やしろ農園さんも今回の新コロナ問題でかなりの打撃を受けたと聞きます。
五島の学校給食で使われる野菜も作っておられて、その学校が休止になって大変だ、と。
いまはどこの地方もたいへんなときですが、こうやって新しい方法を試されていて応援したくなりました。
現在募集中の「椿メロン」一株メロンのサイトはこちら https://yashironouen.com/
ぜひ一度、のぞいてみて、一度で3度美味しい「1株メロン」を購入してみてくださいね。