お知らせ

アイランデクス株式会社が「薩摩留学」に選出されました

このたびアイランデクス株式会社は、NPO法人薩摩リーダーシップフォーラムSELFが推進する実践型越境プログラム「薩摩留学(SATSUMA TRANSFORMATION JOURNEY)」の参画企業として選出されました。

薩摩留学は、鹿児島を舞台に、都市部のプロフェッショナル人材が地域企業の経営変革に伴走する実践型プログラムです。本プログラムは、株式会社musuhi(代表取締役CEO:野崎恭平/鹿児島県霧島市)と、複業人材のマッチングサービス「チイキズカン」を運営する株式会社XLOCAL(代表取締役:坂本大典/山形県鶴岡市)が連携して実施します。

▶︎▶︎薩摩留学の詳細はこちら

▶︎▶︎チイキズカンとは

人口減少や人材流出が続く、島などの地方では、経営の現場で「人材が足りない」という課題が顕在化しています。 一方、都市部では「自分のスキルを社会のために活かしたい」「地域で挑戦したい」と考える人が増えていると言います。「薩摩留学」は、そんな両者をつなぐ越境実践の場です。

単なる人材交流にとどまらず、経営者の右腕として事業の中枢に入り込み、地域企業・人材・地域そのものが共に成長することを目指すものとなっております。

150年前、明治維新という大きな変革を生んだ薩摩の地で、「次の150年に、何を遺すのか」という問いに向き合う。薩摩留学のこの思想に、私たちアイランデクスも深く共感しています。


アイランデクスとしては、「薩摩」というワードを冠した企画に参画することに、正直なところ葛藤がありました。
南西諸島にとって「薩摩」という存在は、単なる歴史用語ではなく、今なお語り継がれる記憶や感情と結びついた、非常にセンシティブな言葉だからです。


明治維新から150年以上が経ったとはいえ、その過程で生まれた構造や歪みの影響は、今なお南西諸島の暮らしや意識の中に残っています。
経済的・文化的・心理的に大きな負荷を受けてきた歴史があり、その傷は決して「過去のもの」として簡単に区切れるものではありません。

それでも私たちがこの取り組みに関わろうと決めた理由は、過去をなかったことにするためではなく、正面から向き合い、これからの関係性を再構築するためです。


南西諸島が本来持っている知恵や文化、誇り、そして主体性を、外から与えられる価値ではなく、内側から再び取り戻していくこと。
そのプロセスにこそ、学びや対話、越境が必要だと私たちは考えています。

この参加が、誰かの歴史を上書きするものではなく、過去を踏まえた上で「これからをどう共につくるか」を問い直す機会になることを願っています。

アイランデクス創業の原点「目の前の人の役に立ちたい」という思い

アイランデクスの代表・池田は、もともと研究職を志していた人間でした。
しかし東日本大震災を経験し、「まずは目の前の人に役に立つ存在でありたい」という思いを強く抱くようになります。

アイランデクスは、特定のビジネスモデルや壮大な事業計画から始まった起業ではありません。
離島で暮らす人々と出会い、困りごとに向き合い、ひとつひとつ応えていく中で、事業が少しずつ形になっていきました。

その背景から、アイランデクスには
「成功よりも、失敗から学び続けること」
「役に立つ人間として生きること」

を大切にする文化が根づいていると感じています。

今回の薩摩留学への参画は、そうした私たちの姿勢や価値観を評価いただいた結果だと受け止めています。

薩摩留学で目指すこと

薩摩留学を通じて、私たちは外部のプロフェッショナル人材と共に、これからのアイランデクスの在り方、そして「離島と都市をつなぐ新しい価値創造」に挑戦していきます。

地域に根ざした企業だからこそできること。
一方で、外の視点があるからこそ見える課題や可能性。
その両方を掛け合わせ、実践の中で変革を進めていくことが、このプログラムの醍醐味だと考えています。

最後に

薩摩留学への参画を通して、これからもアイランデクスは離島専門の引越し・物流会社として、そして島の地域と共に未来をつくる企業として、挑戦を続けていきます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
PAGE TOP