アイランデクス株式会社は日本で唯一の「離島専門の引越し屋」を根幹事業に、物流、宿泊、工務店など幅広い事業を展開しながら、離島が抱える課題の解決に取り組んでいます。
そんなアイランデクス株式会社は、奄美大島・瀬戸内町に拠点を構えたご縁から、2024年4月1日より「古仁屋高校みらい留学生」の学生寮運営を開始しました。この寮では、全国各地から親元を離れて島の高校に「離島留学」してくる子どもたちを受け入れています。
今回の記事では、古仁屋高校の学生寮コーディネーターとして、日々学生たちと真剣に向き合う土井小雪さんにインタビュー!寮での暮らしや、学生たちとの関わりについて詳しくお話を伺いました。
島の自然が好きで、23歳で奄美大島に移住!
–自己紹介を簡単にお願いします。
土井 ) 土井小雪(どいこゆき)29歳、長崎県出身。
現在、奄美大島に移住して6年目になります。奄美大島の瀬戸内町で古仁屋高校の学生寮の運営をしています。
島の自然が好きで、海沿いを窓全開でドライブしたり、夕方には散歩に出かけて夕日を眺めたり、夜は堤防に寝転んで満天の星を眺めたり…。とにかく大自然の中で「生きてる!!!」と感じる瞬間が一番の幸せですね。
あとは美味しいご飯を食べている時が何よりも幸せ。島では周りに “お母さん” がたくさんいて、本当の娘のように可愛がってもらっています。お母さんたちの島料理はまさに「母の味」です❤︎
–もう6年も島にお住まいなのですね!ではアイランデクスに入社する以前の経歴を軽く教えてください。
土井 )大学卒業後、地元長崎で社会人を2年経験し、転職活動の際に奄美大島への移住を決意しました。移住してからの5年間は共同起業というかたちで寮を運営していたんです。
6年目の今年のタイミングでアイランデクスが寮の運営をすることになり、ぜひ同じ思いを持った方と一緒に、もっと可能性を広げていきたいという気持ちから、アイランデクスに入社を決めました。
教育関係は未経験‥でも自分自身が成長するために学生寮の運営をスタート
–どうして奄美大島の古仁屋寮で働こうと思ったのですか?
土井 )前職で「非対面の仕事が自分には合っていないかも。」と感じてからは、人と関わる仕事がしたいと思っていて。移住当初は、新たな環境下で自分自身の成長を表現することが出来ないか‥とあれこれ模索していたんですが、そんな時に現在の「学生寮コーディネーター」という職と巡り合いました。
今まで教育現場に携わることがなかった自分がまさか高校生と関わる職に就くなんて思ってもみなかったです(笑)
–運奄美大島に移住後に、今の仕事内容に出会ったんですね! ‥では、仕事のどんなところに魅力を感じますか?
土井 )学生たちが島での生活に慣れ親しみ、悩んだりつまづくことがあっても、それを乗り越えたとき、島に来たばかりの頃より表情が生き生きと輝いてくる。
最終的には学生自身が、「奄美大島に来てよかった、古仁屋高校で過ごせてよかった、将来は島で暮らしたい。」と言って卒業していく。そんな彼らの日々の成長を間近で見られることが、私にとっての幸せであり仕事の魅力です。
第1期生の卒業では涙が溢れました
–学生たちの表情が変わってくるの、ホントに素敵ですね! ‥では続いて、古仁屋寮での心に残るエピソードはありますか?
土井 )やはり第1期生の卒業ですかね。
運営が始まって一番最初に寮から送り出したときに感じた安堵感というか達成感というか。
入学から卒業まで全て初めてのことで、手探りの状態だったので、無事に卒業を見届けたときは、やはり感慨深いものがありました。
卒業式では今まで感じたことがないほど温かくて晴れやかな涙が溢れましたね。
どれだけ自分自身が、目の前の学生と真剣に向き合い、愛情を持って接してきたのかを自覚した瞬間でした。
すごい、こっちまでジーンとしてきちゃいました。‥そんな情熱的な土井さんが、仕事をするなかで大切にしていることはあるでしょうか?
土井 )自分を変えたい、環境を変えたいと、夢と希望に満ち溢れて島にやってくる学生が、自らの一歩を踏み出すための日々のサポートが最も重要だと考えています。
私たちコーディネーターも試行錯誤しながら、学生と泣いたり笑ったり、様々な経験を繰り返して一緒に成長しています。
年月を重ね、自分自身の経験を重ねて、学生の支え方を1つずつ身に着けたとしても‥やっぱり相手はひとりひとり違う人間相手なので、些細なことでも伝える言葉を選び、タイミングを考え、その子にとってのベストを常に尽くすことを大切にしています。
–その子にとってのベスト。素晴らしいですね!
子供達が第二の故郷と言えるような環境づくり
–最後に今後の目標を教えてください。
土井 )学生にとっても自分自身にとっても
胸を張って「第二の故郷」と言えるような環境づくりを目指します。
これからいっしょに働く方へ一言お願いします!
土井 )喜び感動を分かち合い、大変なことも一緒に悩みながら共に歩み進んでいけたら嬉しいです^^ やむらら〜〜〜ん!!!
※やむららんとは「たまらない!」「最高!」を意味するシマの方言で、寮の合言葉になっています。
アイランデクスでは奄美大島の学生寮で一緒に働く仲間を募集しています!
奄美大島の美しい自然の中で、若い世代の成長を支援するお仕事に挑戦しませんか?
奄美大島・瀬戸内町 古仁屋高校の学生寮で、親元を離れて離島で生活する学生たちのサポートするコーディネーターを募集いたします。
高校生時代の大切な時期に寄り添って共に成長できるとても大事なお仕事です。
「人と関わる仕事が好き」「若者の成長をサポートしたい」と考える方、大歓迎!教育業務の経験は問いません。温かい心と、前向きな姿勢で、生徒たちを支える存在を目指してくれる方を求めております。
興味のある方はぜひ下記リンク先の募集要項をご覧ください。