初めまして、五島営業所の茨木です。
五島列島福江島の荒川温泉地区、閉業中だった竹の家旅館という老舗温泉旅館の娘である奥さんと、
旅館の再開を決め、2月末に大阪から福江島へ移住しました。
引越しの際にアイランデクスにお世話になり、そのご縁で現在スタッフとしてお手伝いさせてもらっています。
「妊娠したかもしれん!」
2月末に大阪から五島列島・福江島へ移住してようやく1ヶ月が過ぎた頃でした。
旅館営業と移住生活の今後を話し合いをしていた際には、
子供は旅館の営業が軌道に乗ってきたらできたらいいね、と言っていた矢先、
まだ旅館でお客さんを迎えもしたことのないタイミングでの妊娠発覚。
ひとときの嬉しさの後に、離島で育児って?お金は?仕事は?家事は?教育は?
考えれば考えるほど、知らない土地、さらに離島であるという不安が襲いかかってきました。
離島で子育て、同じように不安に思っているパパたちと情報と心配事を共有できたら幸いです。
福江島の産婦人科に行こう!
そんなこんなで検査薬の結果は陽性、とにかく産婦人科で一度検査をしよう。
福江島に産婦人科あるのかな、、、
調べてみると五島列島福江島には産婦人科は2つあるとのこと。
■五島中央病院 https://www.gotocyuoh-hospital.jp/contents/medical/detail6.php
■福江産婦人科医院 https://www.fukue-sanfujinka.or.jp/
妊婦の方や胎児に問題が発生した場合は両医院が連携を取り合って対応してくれるそう。
コロナウイルスの影響があったため総合病院に出入りすることに不安を感じ、
産婦人科のみである福江産婦人科医院へ受診することに。
念のため予約を取って診察へ、リニューアルされた院内は落ち着いた雰囲気で、
スタッフのみなさんも先生も気さくに対応してくれました。
検査でも結果は変わらず陽性で妊娠していることは間違いなさそう。
次回は再検査とエコー撮影をするので一週間後に来てください、
撮影の際に赤ちゃんを育てる袋ができているか確認できれば問題ないですよ、
と伝えられ帰宅しました。
離島の産婦人科件数、多い?少ない?
移住前は気にしていなかった離島の産婦人科の件数、
アイランデクスに縁のある沖縄県の産婦人科数はいくつあるんだろうと検索してみました。
産婦人科の病院・クリニック数 ※【病院なび】調べ
■沖縄本島 30件
■宮古島 3件
■石垣島 2件
沖縄本島だけで30件も産婦人科があるという結果に驚きでした。
しかし沖縄県の生産年齢人口(15~64 歳)は903,000人(2014年統計)ということなので、
沖縄県全体だと、一院あたり25,800人。
大都市で見ると・・・
■東京都 267件 生産年齢人口(15~64 歳)9,109,811 人 一院あたり 34,119人(2019年統計)
■大阪府 192件 生産年齢人口(15~64 歳)5,341,654人 一院あたり 27,821人(2015年統計)
※男女比や病床数、未婚率や世代別人口など諸々の要素を無視した素人の計算であることをご了承ください。
沖縄と東京・大阪を比較してみたところその差は一院あたり2,000〜12,000人。
ケタ違いの差があるわけではありません。
離島をまとめて県を構成する沖縄は、距離のことを考えるとやはり不便なのかなと思わせる結果となりました。
それでも自分の住む福江島の生産年齢人口が19,353人(H27年統計)で一院あたり9,676人であることを考えると白目を剥くような数字です。
その後地元であり福江島とほぼ面積の変わらない福井県鯖江市について調べてみると、
産科は5件、生産年齢人口が39,994人で一院あたり7,998人というまさかの手厚い結果、、、、
私の地元に帰って子育てした方が安心だったのか?
移住に対して安易な考えだったんじゃないのか?
子供ができることまで予想してなかったのか?
離島でやりたいことを叶えてあげられるか?
島と子育て、先々のことを考えながら思い出す母の一言がありました。
「子供なんてご飯食べさせてたら大きなるよ、はよ孫の顔見せて」