本日3月11日。
15年前の14時46分、東日本大震災が発生しました。
この震災は、多くの方の人生に深い影響を与えました。
そして私自身にとっても、人生の向き合い方を大きく変える出来事でした。
当時、私は関東でその瞬間を経験、被災しました。
みな自分のことを考えるのに精一杯で、充電コンセントは取り合い、隣の人に話しかけると怪しまれる。一方で、カラオケなどの宿泊できる場所は大幅値上げ、需要と供給の危うさを体験。
お互いに助け合えない社会。。。
便利で効率的な都会、その当たり前だと思っていた生活がいかに脆いものかを突きつけられました。
そのとき、強く思ったことがあります。
「人生を先送りして生きるのはやめよう」
いつか役に立つのではなく、
今、目の前にいる人の役に立つ仕事をしたい。
当時、大学院では飛び級の候補でもあり、研究成績も良く、優良学生でした。
それでも大学院を辞めると決めたとき、多くの先生や家族から強く引き止められました。
そんな実感のある人生を生きたいと、強く思うようになりました。
「そんなことのために育てたわけではない」
そう言われたことも、今でも覚えています。
それでも、今振り返ると、
あのときの決断は間違っていなかったと思っています。
その後、私たちは、さまざまな出会いから、
離島に特化した引越しサービス「離島引越し便®」を立ち上げました。
人口減少が進む日本の416の有人離島。
その島々で暮らす人たちの人生の節目に立ち会う仕事です。
離島に移住する人。
家族をつくる人。
挑戦を始める人。
私たちはこれまで、
3,000を超える家族の離島引越しを支援し、日本の約80%エリアをカバーする有人離島に対応してきました。
引越しは単なる物流ではありません。
それは、人の人生の転機に関わる仕事です。
人が移動することで、
新しい暮らしが始まり、
新しい関係が生まれます。
震災を経験して強く感じたことがあります。
社会にとって本当の課題として捉えるべきなのは、
「人が減ることではなく、人と人との関係が薄れていくこと」なのではないか。
離島で暮らす人たちは、
そのことを体現して教えてくれます。
顔の見える関係。
支え合う暮らし。
遠く離れていてもつながっているアイデンティティ。
だからこそ私たちは、
これからもこの言葉を掲げ続けたいと思っています。
「人生に離島を。」
離島は、多くの不便や、逆境を、
いなし、乗りこなし、笑いに変えてきました。
辛い出来事も、
少しでも希望へと変えていく。
そんな社会をつくる一助になれるよう、
これからも人の人生の節目を運ぶ仕事を続けていきたいと思います。
本日14時46分、
もしよろしければ、1分間の黙祷を。
震災で亡くなられた方々への哀悼と、
今も続く復興への思いを胸に。
そして私たちもまた、
人と人のつながりを運ぶ仕事を、
これからも誠実に続けていきます。

